中国語とは、主に中国で中国人に話される標準の言葉です。中国から外国に移り住んだ中華系の人「華僑」同士が会話する際にも利用します。
世界中に、中国語を母語とする人は約12億人、第二言語としても約2億人の人が利用します。そのため、「石を投げれば中国人に当たる」と言われるほど、多くの人が、中国語を話します。
中国、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイなど東アジア・東南アジアに多くの中国語の話者がいます。
中国語では、中文(Zhōngwén)・漢語(Hànyǔ)と言います。
国内では、普通话(標準語)・北京語・国语(国語)とも呼ばれます。また、華僑の人は、華人の言葉を指して、华语(華語)とも呼びます。
日本人は、ほかの外国人に比べて中国語を学ぶのが容易です。なんと言っても、はじめから漢字が分かるのですから、大変有利です。中国の人と話す必要が生じたとき、だいたい筆談で漢字を書けば、相手と意思疎通することができるからです。
それは、大きなメリットです。中国語を話していて、言い方が分からないというときには、まず、頭で漢字で思い浮かべてみて、それを適当に中国語読みすると、だいたい通じるんです。
例えば「安心した」と言いたいとします。安心は、日本語も中国語も同じ意味です。しかも、読み方もほとんど同じです。ですから、中国語読みで『安心(Ānxīn)』と言えば、意味が通じるんです。
「主語の後に、動詞が来るから、英語に近いのでは?」という人も居ますが、日本語と異なるのは、そこだけ。ほとんど、日本語と同じ語順で言えば通じるんです。